2014/01/04

日本酒・湯川酒造店(長野)



酒呑み比べ 長野・湯川酒造店

1650年創業の湯川酒造店は、標高1000mにある、最も星空に近い酒蔵だ。

精米歩合は玄米をどれだけ磨くかで、その歩合で吟醸(60%以下)、大吟醸(50%以下)とつけられる。大吟醸は玄米の外側半分を削っているわけ。ちなみに食べる白米は90%、酒米は70%くらい。もったいないが、磨けば雑味がなくなり、すっきりした味になる。だが、酒米の個性もなくなるので、精米技術、その後の技術を求められる。

あと、「木曽路」は有名だが、現在の16代当主の名を付けられた「十六代九郎右衛門」も勧めたい。31歳で酒蔵を継ぎ、平均年齢40歳の蔵人たちと共に、長い歴史と若い創造を合わせて作った、米の旨味たっぷりの酒だ。ちなみに16代当主は女性。

呑み比べた3本
・木曽路三割麹純米酒
 Alc度:15~16・酒度:ー3・精米歩合:70%(美山錦)
・木曽路特別純米夏生酒
 Alc度:17・酒度:?・精米歩合:60%(ひとごこち)
・十六代九郎右衛門純米吟醸無濾過生原酒協会9号酵母
 Alc度:17.6・酒度:+1・精米歩合:55%(美山錦)

「木曽路三割麹純米酒」は70%の精米でありながら、すっきりした味わい。米の旨味も感じられた。「木曽路」は、どの1本でもいいので、ぜひ飲んでほしい日本酒だ。

でわでわ。

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