2014/01/09

エルパト+クラフトビールの話



酒呑み歩き 高円寺・エルパト+クラフトビールの話

高円寺を呑み歩く。昼食でビールが呑みたりなくて、時間もちょっと余ったので。

「高円寺麦酒工房」は、今日は火曜で定休。

ということで、クラフトビールの置いてある「エルパト」に入る。2010年オープンのアメリカ料理と、クラフトビールが楽しめる酒場。在米15年のオーナーがアメリカ料理をふるまう。

「志賀高原ビール・IPA」と「鬼伝説ビール・金鬼」を頼む。

昔は地ビール、今はクラフトビールと呼ぶ。1994年の酒税法改定で、ビールの最低製造数量基準が下がって、ビールが作りやすくなって、クラフトビールのブームとなった。観光地で色々なクラフトビールが呑めた。最近は見かけない。ホッピービバレッジの「日本橋ビール」を呑んだくらい。

「志賀高原ビール」は長野のクラフトビール。製造は、清酒「縁喜」の酒蔵・玉村本店。1805年創業の古い酒蔵だ。2004年にクラフトビールを造り始めた。「IPA」は定番銘柄。その香り、味わいは濃い、苦いビール。

自家栽培のホップと大麦に、長野の酒米「美山錦」を加えたビール「山伏」もある。無濾過なので瓶内の酵母は生きている。瓶内二次発酵のビール。750ml2500円。

「鬼伝説ビール」は北海道の登別のクラフトビール。製造は、北海道銘菓「わかさいも」のメーカー・わかさいも本舗。1930年創業。銘菓「わかさいも」の製造、販売事業の他に、開店寿司などの外食事業、有珠山ロープウェイ、スキー場、ゴルフ場などの観光事業など、地元では有名。1998年にクラフトビールを造り始めた。ピルスナーの「青鬼」、レッドエールの「赤鬼」、そしてペールエールの「金鬼」がある。

「金鬼」は、インターナショナルビアコンペティションのアメリカンペールエール部門で金賞受賞。クセのない軽いビール。

「エルパト」はアメリカ料理以外に酒のこだわりがすばらしい。焼酎、清酒、ワイン、カクテルなど、めずらしい酒が置いてある。ちょっと高いが、旨い。ぜひ。

…そういえば、アメリカ料理を食べなかった。

注記
IPA(インディア・ペールエール):ホップの苦味と高いアルコール。香りも味わいも濃いエールビール。イギリスから、その植民地のインディア(インド)まで、過酷な気候下でビールを運ばなければならなかった。耐えうる保存、冷蔵技術もなかった。考えたのは、ふつうのペールエールよりも、アルコール高めにするため、麦芽を、耐菌性のあるホップを多く使った。
現在はホップの種類で、イングリッシュスタイルとアメリカンスタイルがある。アメリカのクラフトビールといえば、「IPA」というくらい。

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