2014/01/11

きど藤(1)+ホイスの話



酒呑み歩き 高円寺・きど藤(前編)+ホイスの話

高円寺を呑み歩く。

11時開店の「きど藤」が、開いてない。

「きど藤」は2012年開店の新しい立ち呑み屋。赤羽の「いこい」、武蔵小杉の「晩杯屋」のながれを受け継ぐ有名な立ち呑み屋。

ようやく14時開店。

中生と中瓶(赤星)390円。酎ハイ250円、サワー270円。他に「バイス」と「ハイッピー」のセット310円。「ホイス」と「ホッピー」のセット350円など。ナカは190円。肴は100〜250円。だいたいが100円台。渋谷の富士屋本店の「ハムキャ別」がある。

東京下町の地酒(?)の「ホイス」と「ハイッピー」を頼む。

ウイスキーをもじって、ホイスキー。転じて「ホイス」。

漢方薬に使われるトウヒ、チンピ。コンズランゴウ、チラータ。そしてリキュール、ワイン、ズブロッカなどが入った割材飲料だ。焼酎に「ホイス」と炭酸水で割ると、ハイボールっぽくなる。

東京の後藤商店が1955年頃に作った。当時、ビールやウイスキーは高く、庶民は安い甲類焼酎を呑んでいた。当時の焼酎は粗悪で、香りも味わいも良くなかった。体にも悪いだろうということで、安くて体に良くて旨い酒を呑んでほしくて「ホイス」を作った。

香料、酸味料、調味料、着色料、保存料も入ってるので、ほんとうに体に良いか…。

ただ、「ホイス」は酒場でしか呑めない酒だ。後藤商店の方針で一般小売はしてない。また、置いてる酒場も少ないので、「幻の酒」「謎の酒」と呼ばれている。

でわ。続く。

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