2014/02/25

日本酒・人気酒造(福島)













酒呑み比べ 福島・人気酒造

呑み比べた3本
人気一 赤人気伝統酒 吟醸
Alc:15度・酒度:+1度・精米歩合:60%(?)
黒人気 純米吟醸
Alc:15度・酒度:?度・精米歩合:60%(?)
ゴールド人気 純米大吟醸
Alc:15度・酒度:+2度・精米歩合:50%(?)

福島県二本松市には酒蔵が4つある。その気候風土が酒造りに合うためか。いずれも有名な酒蔵。

良い酒を造るには、まず良い米と水が大事。ただ、良い米と水があれば良い酒を造れるわけではない。良い米と水を、どう生かすか。今は設備と技術。昔は気候風土、その気候風土に合う道具と手法がなくては良い酒を造れない。昔からの道具や手法は「伝統」となって代々と受け継がれていった。今の設備と技術も、常に新しくなっていく。設備と技術のおかげで、全国どこでも酒が造れるようになった。

二本松市にある酒蔵の1つが人気酒造。1897年創業。酒銘は「人気一」。同じ市内の奥の松酒造の遊佐氏と、大内酒造の大内氏による新しい酒蔵だ。醸造は大内酒造が行っている。

東北は、自然の中で日本酒を造れる唯一の処。人気酒造は、その気候風土に合わせながら造る寒造りにこだわって、冬季は日本酒を、夏季は焼酎を造っている。新しい技術や設備を使わないで、伝統的道具と手法で造っている。

寒造りは、寒い冬に酒を造ること。寒いと、ゆっくりと醸すために旨くなるという。現在は設備や技術で、一年いつでも、全国どこでも酒を造れる。

手造り、寒造り。そして吟醸酒のみを造るこだわり。

人気酒造は、造り方は伝統的道具と手法にこだわるが、売り方は違う。2008年よりフォーミュラ・ニッポンのシリーズサポーターとなって、表彰式のシャンパンファイト用ドリンクに、同社の「スパークリング純米大吟醸」が使われている。円谷プロとのコラボで、「人気一・地球侵略」「人気一・ダダの梅酒」「人気・ 純米総攻撃」という酒を作っている。たぶんなにかこだわっていると思うが(笑)。

パッケージ、ラベルも日本酒を逸した、こだわったデザイン。伝統を受け継いだ造り方と、新しい売り方。

二本松市には有名な酒蔵もあるが、なくなった酒蔵もある。その中に「人氣」という酒銘があった。その酒銘を戴いて、新しくやるからには「一番」をめざそうということで、「人気一」。人気酒造はどういう酒蔵か。こだわる酒蔵だ。

でわ。

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