2013/11/21

てっちゃん(1)+下北沢酒場の話



酒呑み歩き 下北沢・てっちゃん(前編)+下北沢酒場の話

下北沢駅前は只今絶賛再開発中だ。そして駅前から続く下北沢北口駅前食品市場はまもなくなくなる。下北沢は戦後の闇市の雰囲気を残す少ない街。小さな店、味のある店は、この機会にほとんどが廃業となる。後継者問題とか、色々とあるかもしれないが残念。

数年後は、下北沢は大きく変わるだろう。暮らしやすくなるだろう。戦後の名残は壊されて、下北沢の魅力ある街並は失われるだろう。

その食品市場の、シャッターばかりの一角に焼きとり屋の「てっちゃん」がある。吉祥寺のハモニカキッチンの店だ。ハモニカ横町を占める酒場グループ。吉祥寺のテナントが空くと、謎の激安チェーン酒場(裏モンテローザ酒場)のように名を変えて店を出すので、入って雰囲気でようやくわかる。気づけば、いつのまにか吉祥寺の街がハモニカキッチンの店に占められてるわけ。いや、ここまで進出してきたか(笑)。

ホッピー(ソト)300円+ナカ300円。つまりソトとナカが別に出てくる。焼酎の量が2杯分はあるので、ナカのオカワリしなくても充分2杯は呑める。ということは1杯300円。いや、ジョッキが小さいので3杯は呑める。焼鳥は1串100円が中心。

気になったのが、店の奥で店主が紙パックの金宮焼酎を金宮の一升瓶に移し替えている。棚に並べてある一升瓶は開封すみ。つまり移し替えたもの。そして目の前でスタッフが、その一升瓶の金宮焼酎をラベルのない五合瓶に移し替えている。なんの意図か、なんの儀式かわからないが。

そういう「てっちゃん」はいつまであるかわからないので、なくなる前に、ぜひ。

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