2013/12/23

日本酒・青砥酒­造(島根)



酒呑み比べ 島根・青砥酒­造

かつて出雲国のあった安芸にある青砥酒­造は、1895年創業。まだ歴史はそんなにない。歴史のある町で始まった、これから歴史を作っていく酒蔵だ。

蔵元当代の新しく作った主銘柄で、雫取り、木槽搾り、無濾過、無加水にこだわった銘柄「蒼斗七星」。創業以来の、これまでの主銘柄「ほろ酔い」。「ゲゲゲの女房」の著者・武良布枝の地元ということで作った銘柄「ゲゲゲの夫婦酒」がある。

青砥酒­造は、米作りも酒作りもこだわって、酒瓶もこだわってる。

当代は、東京でモデル経験後に、家業の酒蔵を継いだ異色の蔵元。これから日本酒をどうやって作るか、どうやって売るか。これまでの作り方、売り方に縛られることなく、新しい感性で、新しい日本酒を作っている。

島根の酒は芳醇辛口が多いが、「蒼斗七星」は淡麗辛口。時代とともに日本酒も変わっていく。これまでの芳醇辛口の「ほろ酔い」と、これからの淡麗辛口の「蒼斗七星」。どちらを好むかは、呑む人しだい。

呑み比べた3本
ほろ酔いだんだん 生貯蔵酒・本醸造
Alc:16〜17・酒度:?・精米歩合:65%(五百万石)
蒼斗七星 木槽搾り・特別純米
Alc:16〜17・酒度:?・精米歩合:65%(佐香錦)
蒼斗七星 木槽搾り・純米吟醸
Alc:16〜17・酒度:?・精米歩合:58%(佐香錦)

「佐香錦」は、「山田錦」が島根では栽培に適さないために、20年の研究、開発のすえにできた島根地産の酒米。島根の酒神を奉る佐香神社(別名松尾神社)が由来。
澄んだ香りと、酸味のある淡麗辛口な味わい。「蒼斗七星」は、この「佐香錦」の旨味をひきたてる酒だ。

ぜひ。

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