2013/12/05

河米伊藤酒店+本搾りの話



酒呑み歩き 赤羽橋・河米伊藤酒店+本搾りの話

角打ち酒屋を求めて歩く。

丸辰有澤酒店のちょっと先に、まったく趣の異なった河米伊藤酒店がある。オープンスタイルの角打ち酒屋。広い店内に、色々な酒が並ぶ業務用冷蔵庫、菓子や缶詰、そして洗剤も並ぶ陳列棚。コンビニなみ。その店内の半分ほどが調理と立ち呑むスペースになっている。パーティションの向こうの調理場からいい匂いが。

好きな酒と肴を取ってレジで精算。そのまま立ち呑んで食べる。酒は店頭価格+50円、肴は菓子や缶詰はほぼ店頭価格。冷蔵庫の手づくりの総菜は200〜300円。総菜はレンジで温めてくれる。まさしく酒好きのワンダーランド(笑)。大瓶を380円で呑めるのはなかなかない。

嬉しいのはキリンの「本搾り」があった。酒屋だからあたりまえか。

我が家の常備飲料はキリンの「淡麗」と「本搾り」。水は「ボルヴィック」を飲んで、昔は「ラガー」「一番搾り」を呑んでいたので、もしかしたらキリンファンかもしれない(笑)。

常備飲料は2週に1箱ずつ補充。なくなる前に買い足すが、うっかり忘れてしまうと、とっても困ってしまう。なぜ困ってしまうのか。「淡麗」はどこでも売ってる。でも、「本搾り」はどこにも売ってない。どうしようもないので、同じキリンの「氷結」を呑むが、呑んだこと、買ったことに悔やんで、ますます「本搾り」を呑みたくなってしまう。どうして「本搾り」は売ってないのか。

「本搾り」は、ジャパニーズワインで有名なメルシャンが出していた缶チューハイ。酎ハイブームの2003年に出した。

「氷結」も含めて、多くの缶チューハイは甘い、とっても甘い。その中で「本搾り」は甘くない。ウォッカと果汁以外は無添加。添加物ばりばりで、果汁ちょっとの缶チューハイばかりの中で、この旨さといったら。

メルシャンは会社経営に色々とあって、キリンのグループになって、ワインの専業となって、「本搾り」はキリンに移って、セカンドラインとなって、現在に至る。たしかに「氷結」は「本搾り」より早く出たし、缶酎ハイのトップブランドになったし。

ということで、あのカクヤスでさえもロング缶はいつも入荷まち。それでも「本搾り」を呑みたいという、一部のファンによって支えられてる。(いまさら気づいた)キリンファンとして言いたい。「氷結」も大事でしょうが、「本搾り」も大事にしてほしい。

「本搾り」の旨さと、「本搾り」ファンの悲しさを、一緒に呑み歩いた二人にとうとうと話してたら、19時。次の酒屋が閉まってしまう。…いや、閉まってしまったか…。

赤羽橋(芝〜三田周辺)にはまだ角打ち酒屋がある。休日は赤羽橋で酒呑み散歩を、ぜひ。

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