2013/12/19

大越+ホッピーの話



酒呑み歩き 神田・大越+ホッピーの話

神田で呑み歩く。

ガード下の「馬力」で呑んで、歩いて5歩くらいの、隣の「大越」で呑む。創業50年も続いている、魚介の旨い大衆酒場だ。

うるさいというより、賑やか。初めての酒場でも、わかる。居心地の良さ、まさしく「居酒屋」だ。

大瓶500円。サワー350円、ハイボ&酎ハイ300円。とりあえずはホッピーセット550円とナカ300円をひとつずつ頼む。

ホッピービバレッジの勧める「ホッピー」の旨い呑み方は別として、酒場での呑み方は、氷と焼酎の入ったジョッキ、そして「ホッピー」のホッピーセット。できればジョッキも焼酎もホッピーも冷えてると嬉しいが、そのへんは酒場の良心次第。3つとも冷えてないと、溶けていく氷を見ながらホッピーを注ぐ。ホッピーが余るので、おかわり焼酎を頼む。溶けた氷の上に氷と焼酎を入れる。またまたホッピーが余るので、おかわり焼酎を頼む。ふつうは3杯も呑めると喜ぶが、酔う前に胃はどぶどぶに。こういう酒場は悲しい。

大衆酒場は、氷の入った、冷えたジョッキに焼酎をなみなみと入れる。スタッフが「サービスね」という顔で、冷えたホッピーとともに置く。「ホッピーの焼酎割り」のよう。ホッピーが余るので、おかわり焼酎を頼む。また、スタッフが「わかったよ」という顔で、氷を捨て、新しい氷と、さらになみなみと焼酎を入れる。3杯は呑めると喜ぶが、もうぐでんぐでんに。こういう酒場は嬉しい。

客と店が良い居心地を醸す。初めての酒場は客筋を見ればわかる。良い店は良い客を呼ぶ。良い店に入ったら良い客であろうと学ぶ。学ぼうとしない客は入れない。「居酒屋」は、ただ楽しく呑む処ではなく、呑みながら楽しく学ぶ処だ。

「大越」では「ハイリキプレーン」の1L、ジャンボチューハイが950円で呑める。呑み忘れた。次に呑もう。ぜひ。

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